「先生になりたてで、うまく授業ができない・・・」
「自分の授業に対する生徒の評価が良くない・・・」
など、先生にとって、授業に関する悩みはつきものです。
授業がうまくいかないと、生徒の成績が伸びなかったり、
学校や塾によっては生徒からのアンケートなどをとったりして自身の評価につながったりします。
そこで、今回は、
教師が授業力を向上させるために必要となるポイントを
3つ紹介したいと思います!
授業の最初に、内容の全体像を伝えておく
授業が始まって、いきなり内容の説明から入るのではなく、
最初に授業内容の全体像を伝えておくと、生徒の理解度が増します。
例えば数学の授業で、
授業が始まっていきなり計算式を書き出してしまうより、
授業の最初に「今日は方程式の分数が出る問題を解けるようにしていきます」など
やることをおおまかに伝えておくのです。
そうすると、
生徒は「授業の目的」をふまえて授業を聞くことができるため、
理解してもらいやすくなります。
そして、最初に全体像を伝えておくことで、
「分数の方程式を解けるようにする」というゴールが見えるため、
解けるようになったとき、生徒は達成感を得ることができます。
そうすることで、
「この先生の授業を聞いたから解けるようになった!」
という気持ちを持ってもらいやすくなり、
おのずと生徒の評価も良くなってきます。
新任の先生はもちろん、
ベテランの先生ほど、授業の最初に全体像を伝えることを怠る傾向にあるので、
是非、自分の授業を思い返して、やっていなければ取り入れてくださいね。
生徒に当てながら授業を進める
生徒の中には「授業中当てられるのは嫌だ」と思っている生徒は少なくありません。
しかし、結果的に生徒にとっても先生にとってもメリットが多いことになります。
授業中、頻繁に生徒を指名して答えさせることで、
授業に集中させるという効果もあります。
それ以上に、生徒とのコミュニケーションをとることで、生徒からの信頼を得やすくなるとともに、
生徒の理解度を確認しながら授業を進めていくことが可能になります。
手をあげさせて指名するやり方もありますが、
先に述べたように、生徒を集中させることと理解度を確認するためには
授業の中で急に当てるやり方のほうが効果的です。
その際、答えられなくても生徒を叱ったりしないようにしましょう。
生徒が「答えて間違えたら嫌だなぁ」という気持ちを持ってしまうと、
信頼関係や授業の雰囲気に悪影響を与えてしまうからです。
そして、当てていく際は、
テンポよくするように心がけましょう。
テンポの悪い授業は、生徒の評判が悪いです。
当てる際に「この問題を、、、えーと、じゃあ、○○さん」
のようなテンポではなく、
「この式を計算すると、いくつになる?○○さん」
くらいのテンポでいきましょう。
問題を解かせる時間を頻繁にとる
成績を伸ばすことができない先生は
授業中、説明の時間ばかりで問題を解かせる時間が少ないこと人が多いです。
また、問題を解かせる時間をとっていても、
授業の最後の方にまとめて解かせる、という形態をとっていることもあります。
そうすると、生徒はその日の授業で学んだ複数のことを最後にまとめて解くことになり、
授業の最初の方に学んだことをほとんど忘れてしまっている状態になっていて問題を解くことができない場合があります。
特に数学に関して理想を言えば、
一つの方法を説明したらすぐに問題を解かせた方が効果的です。
その方が、生徒は説明を受けてすぐに解くことができるので解ける可能性が高くなりますし、
解説後すぐに解かせることで、生徒の理解度を確認することができます。
もし、多くの生徒が解けていないようだったら再度詳しく解説することができますし、
全員解けているようなら解かせた問題の解説の時間を短縮することも可能です。
「説明」→「問題」→「説明」→「問題」・・・・
と交互に繰り返していくことを頻繁にとることが重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
新任の先生にとっては、非常に参考になったと思いますし、
経験のある先生にとっても、自分の授業を見返す機会になったと思います。
生徒の成績を伸ばして信頼を得るということは、先生のとってやりがいのあることだと思います。
是非、実践してみてくださいね!