算数・数学の文章問題が
苦手だという人が多いです。
生徒から直接「苦手だー」と聞くこともありますし、
生徒の親から
「うちの子、文章問題が苦手なんです」と
言われることがよくあります。
そこで、今回は、
算数数学の文章問題が苦手で解けないという人のために
解き方のコツと勉強法について
まとめていきたいと思います!
もくじ
「文章問題が解けない=国語力不足」ではない!
よくかんちがいされることのなのですが、
文章問題が解けない原因が
国語の読解力不足だと思っている人が多いです。
確かに、算数数学の文章問題には
ある程度の読解力が必要ですが、
国語で必要とされる読解力は、算数数学に必要な読解力に比べて
はるかに高いのです。
したがって、ある程度国語ができているならば、
算数数学の文章が読めないということはないのです。
つまり、算数数学の文章問題が解けないのは
読解力不足ではなくて別に原因があるのです。
文章問題が解けない原因は
「集中して読めていない」
「解き方のパターンを覚えていない」
「文章を図としてイメージできていない」
の3つが挙げられます。
この後は、それぞれの対策について解説していきます。
「集中して読めていない」の対策
計算問題だと集中しているのに、
文章問題になると、とたんに集中できなくなる生徒が多いです。
文章が長いため、「いやだなー」という気持ちが出てくるのでしょう。
また、文章を読むのを面倒くさがって、
書かれている数字を適当に組み合わせて式を作ろうとする生徒もいます。
このような生徒は、
「式は足し算じゃないよ」と伝えると、
すぐに引き算で式を作ってきます。
つまり、じっくり考えていないんですね。
このような場合は、
とにかく「文章問題は時間をかけてじっくり考えるもの」
という意識を持つことが大事です。
面倒くさがってすぐに答えを出そうとすると、
適応な式を作ってしまうばかりになり、
いつまでたっても文章問題が解けるようになりません。
「解き方のパターンを覚えていない」の対策
「解き方のパターンを覚えていない」への対策は、
とても単純です。
それは「パターンを覚えること」
実は、算数数学の文章問題はパターンが決まっているものが多いです。
特に、中学生の方程式の文章問題などは、パターンが決まっているものばかりです。
したがって、このようなパターンを覚えてしまうことが大切です。
↓このような勉強におすすめの中学生の問題集
ここで、注意してほしいのが、
パターンを勉強する際は、
必ず文章の意味を理解しながら解くようにしましょう。
そうしないと、パターンを少しズラした問題が出題されると
全くとけなくなってしまいます。
「文章を図としてイメージできていない」の対策
文章問題に限らず、数学が苦手な人は、
「図としてイメージできていない」ということが多いです。
実は、数学が得意な人ほど、
式や文章を見たら頭の中でイメージをしています。
数学の得意苦手は、
図をうまくイメージできるかできないかで大きく決まるといっても
過言ではありません。
では、図をイメージするためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、文章問題を解くときに図を描く、ということです。
しかし、いきなり図を描けと言われても、
そもそも文章問題が苦手という人には難しいでしょう。
そこで、先ほどお伝えした「パターン」の勉強の際に図を描く練習をするのです!
そうすることで、「パターンを覚える」ことと「図をイメージする」ことの2つが練習できます。
そして、図をイメージすることができるようになったら、
パターンからズラした問題が出題されても、
図を描くことによって解けるようにすることができます。
↓この勉強に最適な問題集
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、算数数学の文章問題が苦手で解けないという人のために、
解き方のコツと勉強法についてお伝えしました。
しかし、このコツを知ったからと言って、
すぐには解けるようになりません。
練習が必要です。
今回お伝えしたことを参考にして
勉強頑張ってくださいね!
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